ネットでものを売ったら
»2010年7月12日 (月)
ネットオークションなど、インターネットを経由した取引は、専門業者のみならず、サラリーマンや学生などでも頻繁に行われるようになって来ました。
ところで、このような取引を行った場合の課税関係はどうなっているのでしょうか。
たとえば、サラリーマンの場合。サラリーマンは,給与所得以外の所得が年間で20万円を超えると,確定申告が必要となります。したがって、ネットオークションなどで年間20万超の儲けが出た場合は確定申告が必要になってきます。
ただし、譲渡所得は,貴金属,骨董品など1個または1組の価額が30万円を超えるものを除き,家具や衣服など,通常の生活に必要なものを売ったことによる所得には課税されないこととされています。
譲渡所得の金額の計算は、総収入金額から譲渡資産の取得費と譲渡費用の合計額を控除し、さらに特別控除額として、そこから50万円まで引くことができます。
取得費がわからない場合は総収入金額の5%を取得費とする概算取得費の特例があります。
なお,ネットオークションなどを日常的にやっている場合には,譲渡所得ではなく雑所得や事業所得としての申告が必要となる場合もあります。ご注意ください。