法人税入門(2)-法人税を払う人
»2010年10月10日 (日)
「法人税」とは、会社が払う税金のことですが、実は、その会社以外にも法人税を払わなくてはいけない「組織」があります。法人税法では次の5つの「組織」をあげて、それぞれの課税関係を規定しています。
1普通法人
普通法人とは、株式会社や有限会社のことです。合名会社、合資会社、合同会社、医療法人などが含まれます。
2協同組合
協同組合等とは、農業協同組合、漁業協同組合、森林組合などをいいます。法人税は課されますが、普通法人よりも低い税率が適用されます。
3人格のない社団等
PTA、各種研究会、マンションの管理組合などのことをいい、収益事業を営む場合には法人税が課されます。
4公益法人
公益法人とは、財団法人や宗教法人などのことをいいます。人格のない社団等同様、収益事業を営む場合には法人税が課されます。
5公共法人
地方公共団体や日本放送協会(NHK)などのことをいいます。法人税の納税義務は免除されています。