源泉徴収税額表はこう使う
»2010年7月1日 (木)
社員やアルバイトに給料を支払った際には、会社は源泉徴収をすることとなりますが、そのときに使う源泉徴収税額表には次の3つがあります。
1.月額表
2.日額表
3.賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表
「月額表」を使うのは、給与を毎月支払う場合です。また、月や旬を単位にして支払う給与も「月額表」を使います。例えば、半月ごとや10日毎、3か月毎、半年毎などに給与を支払う場合です。
次に、「日額表」を使うのは、給与を働いたその日ごとに支払う場合です。また、1週間ごとに支払う給与も「日額表」を使います。このほか、日割り計算して支払う給与も「日額表」を使います。
「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」は、ボーナスを支払うときに使います。しかし、前月に給与を支払っていない場合やボーナスの金額が前月の給与の金額の10倍を超える場合、「月額表」を使うことになります。
また、各表のそれぞれの「欄」の使い方は次の通りです。
「甲欄」:「給与所得者の扶養控除等申告書」が提出されている場合
「乙欄」:「給与所得者の扶養控除等申告書」が提出されていない場合
「丙欄」:日雇いや短期雇用アルバイトなどに一定の給与を支払う場合(「日額表」のみ)
表の種類や欄の違いにより、徴収すべき税額は大きく異なってきます。くれぐれもご注意下さい。