3分税金講座(その27)パソコンのかしこい買い方
»2011年3月7日 (月)
「節税対策」4つのパターンから
税金は減るけど、同時に会社のお金も出ていく方法 の最後。
古くなったパソコン、事務用品を買いなおす
です。
もちろん、パソコンや事務用品だけでなく、日頃から、買いなおそうと思ってて、なかなか踏み切れなかったものやちょっとした修理、「予備でアレ、少し買い足しとくか」みたいなものまで、まぁ、本当に必要なものだったら何でもいいです。
どうせ必要なものなんですから。
で、ここでワンポンイント。
固定資産は本来、法定の耐用年数を使って少しずつ費用化していくしかありません。これを「減価償却」といいますけど、ともかく、買った時に即費用というわけにはいかない。たとえば、パソコンだったら耐用年数は4年です。でも、そのパソコンが1台、
10万円未満だったら、無条件で費用に落とせます。
20万円未満だったら、「一括償却資産」として3分の1ずつ償却していける制度があります。普通の減価償却資産は、年度の途中で取得した場合だと事業に使った月数分しか償却できませんけど、「一括償却資産」はいつ取得したかにかかわらず、3分の1を費用にできます。
30万円未満だったら、これは「少額減価償却資産の特例」っていう制度でもって、全額費用に落とすことができます。ただし、上限があって年間300万円まで。それと会社が「青色申告」をやっていることが条件です。
たとえば、1台25万円の資産を買ったら、利用できるのは3番目だけです。じゃあ、1台18万円の資産だったら? この場合は2番目と3番目の制度が利用できます。どちらでいくかは会社の任意です。
さて、社長のとこ、決算でナニ買いますか?(^_^)v