3分税金講座(その46)税額控除
»2011年3月27日 (日)
「節税対策」4つのパターンのうち、その最後
税金は減って、しかも会社のお金も出ていかない方法
です。
まさに、節税対策の王道。
で、その代表が 税額控除 です。
控除にもふたつあって、ひとつは 所得控除。もうひとつが、今日お話しする 税額控除。
所得控除 っていうのは 会計でいう 収益-費用=利益、 税務でいうところの 益金-損金=所得 のその 所得 を減らすものです。
対する、税額控除 は税金そのものを減らすもの。いったん計算した税金から、一定額を引くわけですから、もちろん、税額は減るし、出ていくお金もそれだけ減ると。一定期間たったら、減った分、後で税負担が増えるということもありません。
まさに、いいことずくめです。
で、その中から、今日ご紹介するのは「中小企業者等が機械等を取得した場合の法人税額の特別控除」。 (・・・長くてスイマセン)
これ、中小企業が一定の機械なんかを買った時に、その取得価額の7%を法人税から引けるという制度です。
たとえば、1000万円の機械を買ったら、70万円を法人税から引けます。その事業年度の法人税が400万円だったら、最終的に納める税金は400万円-70万円=330万円となります。
じゃあ、6000万円の機械買ったら、7%で420万円だから、法人税400万円はまるまる払わなくていいかっていうと、世の中そんなに甘かぁないわけで、控除は法人税額の20%まで、となっていますから、80万円で打ち切りです。(´□`。)
ということで、この話、まだ、続きます。