3分税金講座(その57)不良債権
»2011年4月8日 (金)
「節税対策」4つのパターンのうち、その最後
税金は減って、しかも会社のお金も出ていかない方法
から、不良債権 を使って「節税」する方法です。
方法はふたつ。
1.貸倒損失を計上する。
2.貸倒引当金を計上する。
1.は会社の売掛金や貸付金のうち、「もう、回収できない!」って判断されるものを、損失として落とす方法です。
2.はさらにふたつあって
ひとつは、まだ損失として落とすまでには至っていないんだけども、限りなく“回収不能”に近いっていうことで費用に落とす方法
もうひとつは、今は正常債権でも、なかには、将来一定割合で貸倒れになるものも発生するるだろうから、その部分を、あらかじめ、費用として計上しておこうっていうやつの
ふたつです。
で、先ずは、貸倒損失から。
貸倒れというのは、会社の売掛金や貸付金が 回収できなくなる状態 (T_T) をいいます。
で、そういう時に、よく聞くのが「倒産」というコトバです。
あそこの会社、倒産しちゃったんだってよ!
とか
●●さんとこ、あぶないらしいよ。いつ倒産してもおかしくないって、今朝、△△さんが知らせてくれたんだけどね・・・。
っていうやつ。
ところで、この「倒産」、法律上は存在しない言葉ってご存知でしたか? ( ̄□ ̄;)
ということで、今日はここまで。