3分税金講座(その68)不良債権⑫
»2011年4月19日 (火)
「節税対策」4つのパターンのうち、その最後
税金は減って、しかも会社のお金も出ていかない方法
から、不良債権 を使って「節税」する方法の12回目
貸倒引当金 は
1.超アブナイ債権に対して個別に備える方法 と
2.それ以外の債権をひとまとめにして、エイヤッで備える方法
のふたつがあるということをお話ししました。
で、今日は、その2番目、それ以外の債権をひとまとめにして、エイヤッで備える方法 です。
税務上は 一括評価金銭債権に対する貸倒引当金 って言います。
超アブナイ債権以外のすべての債権が対象ですから、どんな優良債権でも対象になります。
相手が、 〇ヨタ自動車 であろうと、 〇本生命 であろうと、 〇フトバンク であろうと関係なし!(^-^)/
会社の持っている債権、売掛金や未収金をひとまとめにして、エイヤッで一定の率をかけてできあがりです。
じゃあ、その率とは?
これには2つあって、ひとつは法定繰入率、もうひとつは実績率です。
法定繰入率とは、債務者の業種ごとに
です。
・・・たった、それだけ?(T_T)
そう、たった、それだけです。
売掛金が1千万円あっても、相手が卸業や小売業であれば繰入率は1%ですから、費用になるのは10万円だけ。
税率40%として、節税効果は4万円です。
ン―――、キビシィー!
ということで、今日はここまで。