3分税金講座(その81)予定納税
「節税対策」の最後は 予定納税 です。
会社は決算から2ケ月以内に申告書を提出して、同時に税金を納付しなくちゃいけません。これが確定申告です。
で、それから、半年後にもう一度、予定納税 というのがあります。
たとえば、3月決算なら、4月から9月までの6ヶ月をひとつの期間として、さらに、そこから2か月後の11月が 予定納税 の期限となります。
で、普通、前年の税額の半分 を払います。(T_T)
前の年はこのくらい儲かったんだから、来年も同じぐらいいくでしょう。だから、途中で、半分だけ納めてねっていうわけです。
でもね、今期になったら業績がずっと下降線をたどるばかりで、こりゃあ、来期はひょとして、赤字転落か-なんてことも、そりゃ、ありますわなぁ。
で、そういう、とても去年の半分なんて税金納められませんっていう時に使えるのが、仮決算 です。
これは、新年度から6ヶ月の期間を1事業年度とみなして、通常の決算やって、税額を、普通に計算して納めるという方法です。
これだと、無理して前期の半分なんて税金納める必要ありません。まぁ、ちょっと手間はかかりますけど、背に腹はかえられないっていう時は
ぜひ、どうぞ!(^-^)/
でもね、業績は良くないけど、まぁ、何とか前期の半分ぐらいだったら払えるっていう場合は、ちょっと無理してでも払った方がいいかも知れません。
ナゼ?
それは、た~くさんオマケがついて、納めた税金が戻って来るからです。
予定納税が済んで6か月すると本決算です。でも業績がガタンと落ちて、仮に赤字だったとします。そうすると、その年度の納税はゼロということになりますから、仮決算で納めた税金は戻ってきます。
で、その際、前もって納めた税金に 還付加算金 という利息がついてかえってきます。
その利率は、公定歩合+4%ということになってます。今なら4.3%です。
年利4.3%の金融商品なんて、今時、そうざらにありましぇ~ん!:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
これを利用しない手はない!
と思うんですけど、いかがでしょうか?
ということで、今日はここまで。