3分税金講座(その32) 生命保険の話
»2011年3月12日 (土)
「節税対策」4つのパターンのうち
税金は繰り延べられるだけで、会社のお金が出ていく方法
短期前払費用 の次は、生命保険 です。
生命保険の本来の目的は、もちろん、万が一に備えるため。
社長に万が一のことがあったら。
従業員に万が一のことがあったら。
そして、次が、生命保険の話で必ずといっていいほど出てくる「節税効果」。
いわく
「万が一のリスクに備えながら、月々払う保険料は費用に落ちて節税効果もあります!」
みたいな。
でも、解約や満期、あるいは万が一の事態で手にする「保険金」は、会社の収入です。
つまり、月々の「保険料」のうち費用に落ちるものについては、確かに「節税効果」はあるものの、いざ、「保険金」を受け取った段階で、すべて収入として税金の対象となってしまいます。しかも、ドカッと。
だから、本来の「節税」ではなく「繰り延べ」です。
では、こういう事態を避けるためには、何をしなければならないか?
ということで、続きはまた次回。